調査エピソード～相手女性の住所判明～

ある女性の依頼者様からのご依頼で、夫の浮気調査をしたときのお話です。

 

不貞行為の証拠収集と浮気相手の女性（以下 「相手女性」と言います）をつきとめるのが、主な目的です。

 

この日、調査対象者は見事にラブホテルに行ってくれました。

 

わたくし野田は、途中参加で、夜の7時頃から応援にかけつけます。

 

S調査員がラブホ建物出入口と調査対象者（浮気夫）のマイカーが監視できる位置で証拠撮影を担当、野田が、駐車場の出入口付近で、尾行の担当、万一に備え反対側の出入口を監視しまます。

 

深夜１時近くになって、S調査員より「ワン切り」。

 

野田：「おっ、出て来るなぁ。」「来たっ！」

 

浮気夫のマイカーを尾行する。

男はある場所で相手女性を降ろし、そこで、相手女性は自分のクルマに乗り込んだ。

 

その後、女性を尾行、無事、自宅発見して、調査終了。

 

おかしい！

 

S調査員が調査に出ると、いつも絶対に何かが起こります。

 

しかし、今日は何も起こらないかったのです。

 

そして、調査後にラーメン屋さんに集合したときの話です。

S調査員：「ちょっと、野田さん聞いてぇ～。私がカメラ構えていたらさぁ。女（相手女性）が私のクルマを覗いてくるのよ。すごい焦った。だって、私の真正面のガラスの１０ｃｍくらい向こうに女の顔があるんだもん。」

野田：「マジっ！？バレていないよね？？」

S調査員：「それがさぁ。笑えるのは、向こうは全然気づいてないの。私のクルマ（ガラス）を鏡がわりにして、まつ毛整えてたの。すごい笑えるやろ。」

野田：「あははっ」（苦笑）

（対象者ではなく、いつも何かが起こるS調査員が笑える）

S調査員、ビビッて、固まったままビデオを撮り続けたらしいです。

やはり何かが起こっていましたね。

【解説】
なぜ、S調査員からは相手女性が見えたが、相手女性からはS調査員が見えなかったのでしょう？調査に使い車両には当然、スモークフィルムが貼ってあります。しかも、ラブホテルの駐車場はかなり暗いですから、そこにある車の車内はもっと暗いことになります。したがって、フィルムがはってある面からであれば、簡単には車内見えないのです。

 

ちなみに、張り込みをする際には、車内が見えるか否か、一度クルマから降りて外から目視して確認で確認する様にしています。