感情に流されて行動する人は何事もうまくいかない
2023/06/12
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面白い傾向を発見しました。
弊所に相談に来られて、相談の前にいきなり
「トイレを貸して下さい」
と言った人で、調査や慰謝料請求等がスムーズにいった人はいません(人数は少ない)。
いきなりこんなことを聞いて、びっくりされたかも知れませんが、実は、しっかり論理的な説明がつくので後述します。
浮気調査において、驚くほどスムーズに調査がすすみ、いとも簡単に証拠が撮れるケース(以下「簡単なケース」と言う)と、調査対象者が極度に警戒していたり、あまり証拠を撮るチャンスが滅多になかったり(密会に回数が極端iに少ない)して、中々調査が終わらないケース(以下「難航するケース」と言う)があります。
調査対象者という相手のあることだから当然だと思われるかも知れませんが、実は、「簡単なケース」と「難航するケース」の違いは、元々の対象者の資質によるものではなく、大半が頼者様に起因しているのです。
100%ではないにしても、少なくとも9割程度は、依頼者様が原因と言えるでしょう。
余談になるかも知れませんが、慰謝料請求や離婚という目的が「うまくいく人」「いかない人」においても同じことが言え、特に協議離婚や示談によって慰謝料を請求する場合は、それが特に顕著に表れます。
では、何故この様なことが起こるのでしょうか?
「難航するケース」の主な原因は、対象者の警戒が原因で、具体的には以下の通りです。
・絶えずメール、LINEのやりとりを削除、携帯のロック、レシートなど持ち物の処分をするなどして浮気の痕跡が全く分からない様に隠ぺいしているため、情報が得られていない。
・密会の回数を減らしたり、アリバイ工作、辻褄合わせなどをしたりしている。
・あえて行動パターンを変えたり、後ろを極端に気にしたりするなど、尾行に対する対策をしている
例外的にもともと慎重な人もいるかも知れませんが、さすがに人、これらのことを最初から全部実行にしている人は、まずいません。
調査対象者がこの様な状態になってしまった原因の大半は、依頼者様に起因するのです。
そして、対象者がこの様な状態になってしまう調査(難航するケース)の依頼者様には、以下の様な共通点があります。
※ここから先、依頼者様に対して、かなり厳しいことを書いていますが、これから弊社に相談や依頼をされる方やこのブログを読まれた方に、うまくいってもらいたいからですので、予めご了承下さい。
①計画性が無く、行き当たりばったり
考えて計画性をもって行動することができず、行き当たりばったりな傾向が強いです。
冒頭にも書いた「弊所に相談に訪れていきなりトイレを貸して下さい」と言う人がそれです。
よく考えてみて下さい。
これから自分の人生にかかわる重大な相談に受けようという場面です。
私なら、せめてトイレくらいは済ませて、相談ができる態勢で臨みます。
こういった方は、②とかぶるかもしれませんが、証拠がない段階で問い詰めてしまっていまったりしていることも多いです。
うまくいく人になりたいなら、前後の状況、行動に対する結果などを考えて、今何をすべきなのか計画性をもって行動して下さい。
②病んでいて、感情に任せて行動する
相談をはじめてすぐに、病んでいるのが、わざとじゃないかというほど伝わってきます。
こういったお客様は、アドバイスに従わない(感情に任せて行動してしまう)傾向にあります。
反対に、うまくいく人は比較的「あっけらかん」としていてアドバイスにしっかり従ってくれます。
もちろん、「あっけらかん」としている人でも、実際にはあまり病んでいない人は極わずかで、実は大半の人はかなり病んでいます。
しかし、それを表に出していないだけで、感情を抑えて我慢して行動しているのです。
病んでいるとわかる人の大半は、相談に来られる前から、対象者にチクチク、ネチネチとやってしまっています。
中には、調査中っまでやってしまう人もいます。
本人は、上手に探りを入れているつもりがバレバレ、あるいは、何もやっていないつもりでも無意識のうちやってしまっているのです。
中には、何もやっていなくても、浮気を疑って病んでいるのが配偶者に伝わってしまっているケースもあるでしょう。
初めて会った僕ですら、すぐに状況が想像できるくらいですから、夫婦間ではなおさら悟られるでしょう。
それでは、浮気夫(妻)にはまる分かりですから、警戒されて当然です。
そして、そういう方に「我慢して下さい」と言うと、「つらいから仕方ない。」的なことを言われます。
うまくいきたいなら、つらいから仕方ないという理屈は通りません。
まずは、ポーカーフェイス、どんなにつらくてもしんどくても、それを表に出さず、感情にまかせて行動するのではなく、我慢して冷静に考えて正しい行動することが大切です。
③出来ない理由ばかり並べる
「夫(妻)がこうだから、ああだから」「●●が××だから」と、何を提案しても出来ない理由ばかり並べるという傾向があります。
要するに体のいい言い訳を並べているだけです。
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」言葉があります。
さすがに「何事も」とまでは言いませんが、多くのことは「できない」のではなく、自分が「やってない(やろうとしてない)」だけなのです
まずは、やれない理由を並べるのはなく、やれることをやる、やれる方法を考える様にすることが大切です。
厳しいことを書きましたが、実は、これら、すべてを解決する方法があります。
それは「目的達成意識」を強くもつことです。
上に挙げた3つにあてはまってしまう方は、残念ながら目的達成意識が欠如していると言わざるを得ません。
浮気調査をしてなるべく早く安く証拠を押さえ、離婚や慰謝料請求の目的をうまく達成するためには、当然ですが、とるべき優先順位の高い選択肢があります。
うまくいく人(≒あっけらかんとしていて冷静にこうどうできるる人)も、多くは本当は同じように病んでいるのです。
しかし、感情にまかせて行動するのではなく「我慢」して、目的達成意識をもって、成功するための正しい選択を選択しているのです。
しかし、うまくいかない人は、その場の感情に流されてしまい、正しい選択肢を選ぶことが出来ず、失敗する選択をしてしまっていまます。
では、成功するために選ばなければならない選択肢(行動)が分かっている(弊社でもアドバイスしていますので)のに、なぜ失敗すると分かっている優先順位の低い選択肢を選んでしまうのでしょう?
それは、安全圏(コンフォートゾーン≒現状になれている状態)に心地よく居座ろうとする人間の本能が働くからです。
できない、無理だ、そこまでやらなくても、忙しい、時間がない、お金がない、まあいいか、こんなもんだろう、後でいいや、今やらなくても、今更やらなくても、面倒くさい、恥ずかしい、どうせ、普通はこうだ、失敗したらどうしよう、成功するわけない
などと、自分自身に言い訳をして、本当はこうしたい、という本当の自分に「ブレーキ」をかけてしまうのです。
そして、本当に選択しなければならない優先順位の高い選択肢(例えば、問い詰めず我慢するなど)が選べず、優先順位が極めて低い選択肢(証拠を撮る前に我慢できず問い詰めてしまうなど)を選んでしまうのです。
そして、自分にも他人にも、ずっと言い訳を繰り返します。
自己防衛・自己正当化からくる「言い訳」は、一時的な快感が得られるそうです。
何故なら、言い訳をすることで、事実を直視しなくて済むからです。
そして、言い訳は嘘よりたちが悪いと言います。
何故なら、言い訳は、「自己正当化」という、防御された「嘘」だからです。
更に、言い訳をする人、つまり自分を正当化している人は、変わることが出来ません。
何故なら、正当化するということは正しいと思っている(無理矢理正しいことにしている)、そして、正しい=変わらなくて良いという結論が導き出されるからです。
実は、「うまくいく」のか「うまくいかない」のかは、ちょっとした我慢や努力をするかしないかで、言わば紙一重です。
浮気の問題をなるべくスムーズに解決するという最優先課題を達成するという、目的達意識を強く持ち、そのために常に、感情を押さえて我慢して、優先順位の高い選択肢を選ぶことが出来るか否かがそれです。
尚、正しい選択肢を選ぶうえで、覚えておかなければならないこがあります。
それは、浮気調査には「相手があることである」こということです。
もしも、相手がないことなら、自分が選ぶ選択肢がすべて正しいと言えます。
しかし、浮気の問題には相手があるわけですから、自分の考えややり方が正しいとは限りません。
ですから、それを知っている我々プロがアドバイスをするのです。
そして、僕は、時には「依頼者様がこうしたい(してしまった)」ということに対して厳しく「NO」と言います。
依頼者様がこうしたい(例えば、自分で調査をしたい。浮気を問いただしたいなど)と言っても、それが間違っているなら僕は断固「NO」」と言わなければならないのです。
なぜなら、お客様が選ぼうとしている選択肢が、うまくいかない可能性の極めて高い、優先順位が極めて低い、決して選んではいならない選択肢だからです。
お客様のご要望に応えるのも大切だと思いますが、我々の仕事は、それだけではNGで、駄目なことは、キッパリと「駄目」と言わなければならないのです。
偉そうな言い方になるかも知れませんが、僕は、間違った選択肢を選びそう(選んでしまった)お客様には、しっかり指導?教育?しながら業務(調査)をすすめていく様にしています。
「そうだね。つらいから仕方ないね」と言ってくれる業者のほうが、心地良いかも知れません。
でも、それでは、優先順位の低い選択肢を選ばせ、調査を長引かせる、もしくは、失敗に導く結果になる可能性が、極めて高くなります。
どちらを選ぶかはお客様次第です。
しかし、「そうだね。つらいから仕方ないね」と言って、お客様が優先順位の低い選択肢を選ぶのを見て見ぬふりをするのは、お客様におっても良くないことですし、何より僕自身が嫌なのです。
性分ですかね。
話は変わりますが、弊社ホームページの「必ずお読みください」というページには
「トイレを済ませる、お子さんを預けるなどして相談のできる態勢でお越しください」
と明記しております。
これは、人生にかかわる重大なことを相談する場なので、しっかりと相談ができる様にという理由がメインです。
しまし、一部のこのままでは失敗するであろうお客様に対する指導・教育(←えらそうですみません)の一環であるとも考えています。
そしてそれは
「トイレを済ませる」については、考えて計画性をもって行動して頂くため
「お子さんを預ける」については、「預ける労力を省くこと」よりも、「しっかり話を聞く態勢を作る」、「お子さんに悪影響のある話を聞かせない様にする」ということに目的意識をもって頂き、この場合における優先順位の高い選択肢を選んで頂く為です。
実際に、お子さんが泣いたり、歩き回ったりして落ち着いて相談ができなかったケースも多々あります。
そして何より「離婚」や「浮気」の話などを、お子様に聞かせてはいけません。
例え、内容を理解できない小さなお子様や乳幼児であっても、悪い影響は有れ、良いことは一つもありません。
そういえば、いきなり「トイレを貸して下さい」と言った人ですんなり済んだ人がいない(少数だが全部難航した)ですから、縁起(験)をかつぐ意味もありますが・・・。
それはさておき
「うまくいく人」と「いかない人」どちらになりたいかは、聞くまでも無いともいます。
ですから、自分が依頼した浮気調査を「簡単なケース」にしたいなら、プロのアドバイスに耳を傾けて、感情に流されず冷静に、優先順位の高い選択をして欲しいと思います。
また、浮気の問題解だけではなく、人生において同じです。
人生うまくいっている人は、成功するために選ぶべき選択肢、常に優先順位の高い選択肢を選んでいるということを覚えておいて損はないと思います。