正義は必ず勝つ!とは限らない!?
2023/06/09
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「正義は必ず勝つ!」
とは限りません!!
藁(わら)にもすがる思いで、弊社ホームページをご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、いきなり、夢も希望も無くす様なこと書いて、すみません。
しかし、今も昔も、正義が必ず勝つのは、「時代劇」と「戦隊ヒーロー番組」の中くらいです。
実際に、世の中では正義(正しい側)が負けることは、日常茶飯事なのです。
その代表例が、浮気(不貞行為)の被害者が、加害者(不貞行為をした側)に慰謝料の支払いを拒否されて、泣き寝入りするケースです。
でも、ご安心下さい!
この人たちが負けた理由は
「証拠がないまま行動をしてしまった」
ただ、それだけです。
日本には民事裁判(訴訟)という制度があります。
そして、民事裁判(訴訟)には、証明責任というルールがあります。
訴える側(請求する側)が、事実を証明しなければいけない、というルールです。
ちなみに、訴えられた側は不貞行為がなかったことを証明する必要はありません。
つまり、不貞行為の慰謝料を請求する訴訟では、訴える側が、不貞行為の事実があったことを証明する責任があるのです。
言い換えると、裁判は、証拠があれば勝てるということです。
ちなみに、証拠があれば、相手方(加害者)が、よほどのバカでない限り、訴えられても負けることを理解するので、示談がまとまる可能性も、高くなると言えます。
当然ですが、訴訟を起こすのは、お金もかかるし、時間もかかるし、面倒なので、多くの人は、示談(話し合い)で、可解決したいと考えて、最初は話し合い(示談)をすると思います。
しかし、話し合いをして、うまくいかなかった場合は、最終的には裁判で、目的を実現するしか方法はありません。
裁判で勝つには、上に書いたように、必ず証拠が必要です。
しかし、話し合いをした後に証拠を収集するのは、至難の業です。
ですから、証拠は、アクションを起こす前に押さえておかなければいけないのです。
証拠も無く問い詰めるのは、イチかバチかのバクチです。
間違いなく「悪」です。
もっとも加害者と被害者の関係では、被害者が正義ですが・・・
証拠があれば!
多くは、示談で話がまとまる。
示談がダメでも裁判で勝てる。
つまり、証拠があれば正義は必ず勝つ!ということです!!