探偵社選び方
探偵社の選び方の基本的な手順
1.信頼できる人から紹介してもらう
まずは、身内や友人、士業の先生等に(紹介所は不可)、信頼できる方に紹介してもらえる探偵社がないか確認しましょう。紹介が一番確実です。
ただし、証拠が撮れた人は、金額が高くても良い探偵社だと思い込んでしまっていることがありますので、注意がして下さい。
例えば、調査料金が、報告書や基本的な経費も込みで1時間当たり、調査員1名の場合で「12,000円」、2名の場合で「20,000円」を超える様であれば、紹介とはいえ他社の見積もとって比べた方が良いかも知れません。
2.WEB検索で探偵社を探す
紹介してもらえる方がいない場合は、自分で探すしかありません。
まずは、インターネットなどで、金額の相場などの情報を収集をしながら、良さそうな探偵社を何件かピックアップしましょう。
ホームページに金額の表記の無い業者はやあまりにも料金が安い業者には注意が必要です。
3.WEB検索で探偵社を探す際の注意点
WEB検索で探偵社を探す際に注意する簡単な注意点です。
1.紹介所や紹介所的なところには頼らない
2.ランキングサイトは嘘だらけなのであてにしない
3.所在地を確認、調査地から遠い業者は避ける
4.探偵業届出番号の都道府県名か明記されていない、まはは、遠い業者は避ける
5.料金表が載っていない業者には電話しない
3.複数の探偵社に電話する
複数の探偵社に電話して、以下の点に注意して対応等を比べましょう。
・誠実さが感じられるか
・電話で金額を教えてもらえるか(金額言わずにとにかく会おうとする業者に注意)
・電話で具体的な調査方法や提案は聞けたか
・説明はわかりやすいか
・事務所に出向いて相談することは可能か
・相談、見積は無料か? 等
これら以外にも、「話しやすい」「フィーリングが合う」等も重要(浮気等の話しにくい相談をする相手なので)な要素です。
4.複数の探偵社から相見積をとる
電話の応対が合格だった探偵社(2~3社)の「事務所」に訪問します。
相談(面談)時の対応や金額、調査内容(プラン)、知識が豊富さ等を比較します。
電話で聞いた金額と大差があった業者は、やめたほうが無難です。
不安をあおったり、強引に契約を迫る業者も避けます。
また、リスクや言いにくいこともちゃんと説明してくれるのも大切な要素ですので、良いことばかり言う業者は避けたほうが無難です。
何も、即決(その場で契約)する必要はありません。
断りにくい性格の人は、身内や友人と(計2人が妥当)訪問するのも良いかも知れません。
気に入った探偵社があれば調査を申し込み、「無い」「微妙」というときは「1」の手順からやりなおします。
※代表の野田知宏が出演したラジオ番組で、弁護士の野田葉子先生と一緒に「探偵社の選び方につて」分かりやすく解説しています。
探偵社選びの重要なポイント
1.所在の確かな探偵社を選ぶ
ホームページ等の住所には、転送電話だけ(貸し会議室やアパートの一室など)というケースがあります。
そういう探偵社では、相談員とはな名ばかりの「営業社員」が遠方より出向き、喫茶店等で無料相談という名目の営業活動を行い、交通費がかかっているため必死に契約を迫るケースも良く聞きます。
中には、契約を断ると、高額な交通費や日当を請求されたというケースも報告されています。
また、ホームページなどでは岐阜〇〇と表記していて実はよその県の業者(そこには事務所や電話もない)という場合も要注意です。
ご依頼を考えるなら、事務所所在地まで実際に出向かれ事務所が実在しているかどうかを確認して頂くのが確実でが、外で会うつもりでも「事務所に行って相談することができるか」確認するのが賢明です。
2.探偵業の届出をしているか確認する
探偵業法により探偵事務所や興信所は、公安委員会に届出を出さなければなりません。今は、あまり無いとは思いますが、届出をしていない業者は違法営業です。
3.金額を確認する
あまりにも高額な場合は論外として、安すぎる業者も要注意です。
しっかり調査をするには調査員や移動交通費、調査機材などにそれなりのお金が掛かるはずです。
後で法外な調査経費を請求したり、ろくに調査もせずにいい加減な報告書を作成する業者もあるようですので注意してください。
また、料金が不明確な業者の中には調査経費の名目で見積り書の何倍もの金額を請求するところがあるようです。
契約する前にしっかとした金額を提示してもらいましょう。
4.しっかり調査ができるスキルのある探偵社を選ぶ
自社で調査が出来ない(調査員がいない)探偵社は避けるべきです。意外と多いのが「相談員と称した、ろくに調査をしたことがない営業さんが契約をとり、調査は全部下請けまかせ」というケースです。この様な業者に高いスキルはありません。ただ、お客様には内部の事情はわからないので、複数の探偵社からお話を聞いて他社のことを聞いてみると良いでしょう。
調査内容などがしっかり説明できない業者、機材性能の高さばかりアピールする業者はスキルが低いと思われます。調査資料や事例の提示を求めて、調査力を確認すると良いでしょう。
5.相談内容に的確な応えられる探偵社を選ぶ
分かりやすく説明してくれる、お客様の相談内容に的確に応えられる(的確なアドバイスができる)探偵社を選ぶことが重要です。
逆に、プランや料金、調査内容の説明が曖昧であったり、わかりにくい業者は論外です。知識や経験のないスキルの低い業者だと思われます。
また、浮気調査の相談などはただでさえ話しにくいものですので、話しやすい、フィーリングが合うなども重要な要素です。
6.過剰な宣伝等をしている業者は避ける
宣伝にお金をかけすぎている業者は料金が高額です。
宣伝に使ったお金がそのまま調査料金に反映されているといっても過言ではありません。
ちなみに、インターネットで探偵社を検索した際一番上の部分に表示される「広告」は、ワンクリックあたり数千円以上の金額を支払っている業者です。
また、「調査力No.1」「顧客満足度NO.1」「クレーム0」など根拠のない宣伝していたりしている業者も避けた方が良いでしょう。
7.業務外のことを行う探偵社は避ける
悪徳探偵社の中には、無資格にもかかわらず(行政書士等の資格無しに)、ホームページ等で、内容証明、離婚協議書、公正証書原案等の作成補助を行うと宣伝しているいる業者があります。
これらを探偵社(資格がないもの)が行うのは違法です。
よっぽど本来の業務(調査力)に自信がないらしく、その様な、やぶれかぶれのやったもん勝ち宣伝をしてお客様を獲得しようとしているのです。
素人(資格がない人、出来ない人)に、補助されるお客様はたまったものじゃありません。
つまり業務外のことを行っている探偵社は論外だということです。
※弊社代表の野田知宏が弁護士の服部誠一先生と一緒に「探偵社の料金について」分かりやすく解説しています。
探偵社の常識・非常識
大手探偵社や有名な探偵社が安心?
答えはNoです。
大手(有名)だからといって一概に安心だとか調査力があるとは限りません。
自社には調査員がほとんど(全く)いなくて、下請に激安料金で調査をさせていることが多いのが実情です。
中には、1日1万円で調査をさせられている可哀そうな下請の探偵業者さんもいます。
ほとんどの探偵社はそんな金額では引き受けないでしょう。なぜなら、ハッキリ言ってそんな料金ではまともな調査はできないからです。
車両、機材、燃料、交通費などなど調査をするには、事務所等の経費を除いたとしてもそれなりの経費がかかってしまいます。
そんな金額で調査をさせられていては最新の機材どころか機材の修理だってままなりません。
では、どんなところがそんな料金で引き受けているのでしょうか?
仕事が無くて困っている探偵社さんです。
仕事が無いということは、誰も頼まない、つまり「調査力が無い」、「優れた機材を持っていない」など何らかの原因がある業者です。
従って、「大手だと思って安心して依頼して」、「大金を支払ったにもかかわらず」、「調査力の低い下請け業者が激安料金で調査をしたいた」
ということが日常的に行われているのです。
探偵・興信所ランキングサイトって信用できる?
探偵・興信所ランキングサイト系のトラブルが増えているそうです。
多くのランキングサイトのは「人気順」ではなく「広告代金順」です。
実は、自作自演サイトも数多く存在します。
低価格を謳っているランキング上位の業者に実際に訪問したところ、相場よりかなり高い金額で強引に契約を迫られたという話も良く聞きます。
ランキングサイトは信用しないことです。だって、ネット販売(注文)じゃあるましい、実際に探偵社の人気ランキングを算出するのは難しいと思いませんか?
調査員の人数は何人くらいが妥当?
一般的な行動調査(浮気調査)の場合、調査員は2~3名で十分です。
場合によっては1名でも何とかなる場合があります。
ただし、一発勝負の調査や張り込み場所の問題から5~6人の調査員を必要とすることも無いわけではありません。しかしそれはレアケースです。
探偵社の中には、無駄に調査員を増やして(人数が多いほど料金が高いので必要な人数より多く使う)利益を得ようとする悪い業者もあります。
それでもまだ、契約した人数を実際に使っていれば良いのですが、中には、「3名で契約して実際は1名で調査行う」という強烈な悪徳業者もあります。
この方法が、悪徳業者の手口として横行しているので注意してください。
探偵紹介業者の紹介は信用できる?
最近よく、探偵を紹介する業者(以下「紹介所」と言います)のサイトを目にします。
無料で紹介すると書いてありますが、主な収入源は紹介料なのです。
紹介したお客様の売り上げに応じて、何%とという紹介料を探偵社から支払ってもらうのです。
中には30%以上の高額な紹介料をとっている紹介所もあり、紹介所から紹介されたお客様は、通常の金額では受けられず、紹介料を加味した金額で見積りを出すと言う業者も少なくありません。
つまり、結局、無料のはずの紹介料をお客様が支払っているのです。
それだけではありません。
売上の何%ですから、紹介所は、安価な探偵社を紹介するよりも、高額な探偵社を紹介したほうが、ずっと儲かります。
ですから、高額な業者から優先して紹介する傾向にあります。
ほとんどの紹介所がこの様なしくみになっています。
従って、紹介所に紹介してもらうのは得策ではないということです。
どうしても紹介所にも聞いてみたいなら、自分で何件か見積もりをとった後に、紹介所から紹介してもらって、価格などを比べるのが良いでしょう。
必ず直接見積もりをとってからにして下さい。
何故なら、先に紹介されてしまうと、探偵社は紹介所を通さなくてはいけなくなってしまうからです。
クレーム0って本当?
クレーム0と堂々と宣伝している業者を見ますが・・・
マーケティング(学問)的にみて、クレーム0ということはありえないそうです。
なぜなら、世の中には必ずクレームになる層の人(一種のクレーマー)が存在するからです。
ですから、どんな業種でも、お客様(契約)の絶対数がよっぽど少なくない限り、理論的に「0」は無いはずなのです。
従って、お客様の絶対数が少ないか、嘘の宣伝をしているのでなければ、恐らく「クレームをクレームと認識していない」のだと思われます。
私が、前職で営業部門の責任者をしているとき「クレーム客のほとんど(苦情や大変不満のあるお客様でも)は「何とかならないだろうか」と低姿勢で相談にく来られる。従って最初の対応が肝心である。」と教えていました。
つまり多くの業者がよっぽどひどい状態のものしかクレームと認識しておらず、お客様が「怒り心頭」になった状態だけをクレームだと勘違いしているのです。
それはクレームではなく、もはやトラブル(紛争)です。
このようにクレームをクレームと認識してい業者は、「何とかならないだろうか」と相談したところで「言葉巧みに丸め込もうとする」のが目に見えているので避けた方が無難と言えます。
もっとも、狭い意味でとらえればクレームを「商取引における損害賠償」ともとらえることができますが、そんなのは0であたりまえです。
私ならこんな探偵社は絶対に選ばない・電話しない
探偵社を経営するの私から見て、ズバリ本音を言います。
以下の項目に1つでもあてはまる探偵社には絶対に依頼しません。電話もしません。
①電話で詳細な金額を言わない探偵社
電話で金額を言わないのには理由があります。
高いので、相談者さんがドン引きしてしまったり、他社と比べられたりすると困るからです。
つまり、金額を言わずに何とか面会にこぎつけて、会ったら最後、契約するまで帰さないという魂胆が見え見えの幼稚な作戦なのです。
②ホームページに金額を記載していない探偵社
論外です。私なら電話もしません。
ただし、金額を記載していても、虚偽や安く見せる様な表記をしている探偵社もありますので、会う前に電話の段階で詳細な金額を出してもらったり、他社との相見積をとることもおすすめします。
③事務所(営業所)以外で面会をしようとする探偵社
多くは、遠方からやって来るパターンです。
共通点は、高額であることと、契約しないと中々帰してくれないことです。
時間とお金をかけてノルマ達成にやってくるわけですから、理屈は分かります。
ですから、私ならこういった探偵社には近寄りません。
④事務所(営業所)が貸会議室
論外かと・・・。うさん臭さ全開です。
私なら迷わず、会わずに帰ります。
なぜ、貸会議室なのか不思議です。すぐに撤退できる様にでしょうか?
しっかり腰を据えて業務を行う覚悟のある業者なら貸会議室では営業しないはずですので、よほどいい加減な業者なのでしょう。
私なら、真っ先に避ける探偵社の1つです。
⑤遠方(県外)の探偵社
遠方からの依頼を受けている業者の多くは、金額が高め奈傾向にあります。
また、浮気調査の場合、調査地から離れた業者より、当然、近くの業者のほうが、土地勘も有り、調査をすすめていくうえで有利です。
そもそも、近くにあるのに遠くの業者に依頼する必要はありません。
⑥ホームページの情報がおかしい探偵社
「代表者の氏名が載っていない」など、ふざけたホームページの業者も絶対に避けるべきです。
だって、会社概要に代表者の名前が無いっておかしくないですか?
何か載せられない理由でもあるのでしょうか?
また、「クレーム0」とか「成功率100%」とか不可能なことを平気で謳っている業者も避けるべきです。
何故なら、人間のやることに「0」とか「100%」は絶対にありえないからです。
つまり「平気で嘘の記載をしている」=「平気でお客様に嘘をつく業者です」と宣言している様なものです。
⑦紹介所、NP0法人、カウンセラーからの紹介
最初に言っておきますが、全部がダメと言っているわけではありません。
しかし、探偵を紹介する業者の多くは高額な紹介料をとっていますので、直接頼むよりかえって高くつきます。
また、悪質なケースでは、特定の探偵社と繋がっている(オーナー、経営者が同じなど)ケースもあります。完全に悪徳探偵社のケースです。
実際にあったケースでは、浮気関連を専門に無料相談を行っているNPO法人に相談したら、ある探偵社を紹介され、恐ろしく高い金額で契約を迫られたということをよく聞きます。
表には出ていませんが、実はオーナーが同じで、NPOを窓口にして悪質な営業を行っているのです。
これらは、一般の人には見極めが難しいですから、最初からこういった組織からの紹介を選択肢から外すことをおすすめします。
⑧なんちゃって女性探偵
女性探偵社は避けた方が無難です。
もちろん、しっかりした女性探偵もいます。数は少ないと思いますが・・・。
当然ですが、法務's岡山の経営者は女性ですが、現役バリバリの女性探偵でもあり、自らも現場に出て調査をしている立派な女性探偵です。
しかし、ほとんどの女性探偵は、1人ではまともに調査ができない「なんちゃって探偵」なのです。
当然、現場の経験が豊富な探偵と、なんちゃって探偵では、提案(作戦立案)の内容も雲泥の差です。
つまり、調査結果に大きな差がでる可能性が高いのです。
尚、誤解の無いように言っておきますが、全部の女性探偵がダメと言っているわけではありません。
女性探偵は、なんちゃって率が高いですから、本物かなんちゃってか見極めができない一般の方は、最初から選択肢に入れない方が無難だということです。
⑨過剰な宣伝をしている業者、大手の業者
過剰な宣伝をしている業者にも頼みません。
何故なら、広告宣伝料は、どの探偵社でも調査費用からまかなうからです。
つまり、膨大な広告宣伝費を使っている業者は、膨大な広告宣伝費が、調査費用に乗っかっているということです。
具体的に避ける方法としては、ネットであらゆるところに宣伝が出てくる探偵社や「浮気調査 岐阜」と検索して、一番上の「宣伝」の欄に、常に表示される業者は避けた方が良いかも知れません。
これも、見極めが難しいので、最終的には相見積をされることをおすすめします。
⑩できない(違法な)内容を行うと謳っている業者
訴状作成補助、内容証明作成補助等をしますと、資格が無いと出来いないことを平気でホームページに掲載している業者も要注意です。
これらは、弁護士や行政書士の資格がない業者がやるのは完全な違法行為です。
無知でやっているのか、故意にやっているのかは知りませんが、何れに知り違法なことを平気で、やると宣伝してしまう業者に頼むのは無謀です。